あらすじ
アパートで女性軍人の遺体が発見された。
顔には酸がかけられ判別不能。
所持していたIDではパトリシア・モレノ軍曹となっていたが、
彼女は3年前にアフガンで戦死していた。
何者かが本物のモレノ軍曹のIDを盗用して成りすまし、
その後殺害されたと思われた。
近くのモーテルで働く姿が目撃されており、
モーテルに雇われた際の履歴書には、緊急連絡先としてマイク・フランクスの妻、レイラ・シャカルジの名前が記載されていた。
2年前、ギブスはフランクスから言葉のわからない少女を預かってくれるよう頼まれたことがあった。
フランクスはアフガンで「名誉殺人」の名の下に、家族から命を狙われてる女性たちを保護するシェルターの活動に手を貸していた。
書類を偽造して難民としてアメリカに脱出させていたのだ。
6人分の書類の偽造のためギブスに協力を頼むが、一線を越えているとしてギブスは反対した。
今回の事件は、フランクスが脱出させた女性が戦死した米軍兵のIDを利用して身分を変えて生活していたところを、
名誉殺人を請け負った殺し屋に発見され、殺害されたというものだった。
実行犯は逮捕されたが、同時に脱出した5人はまだアメリカ国内におリ、このままではやがて次の追手に狙われる。
ギブスとマクギーは情報漏えいの原因を突き止めるため、カブールのシェルターへ赴く。
しかしシェルターは女性開放を快く思わない地元の男たちに襲撃を受ける。
ギブスはマクギーの援護を受けながら、5人を相手に1人で立ち向かい、
1人を倒しもう1人を拘束した。
やがて国連軍が援護に現れ、男たちは撤退、危機を脱した。
シェルターの女性たちはギブスの手引で無事アメリカへ脱出することに成功したのだった。
感想
久々に普通の(?)事件に戻ったのかと思ったが、
やはり国際問題が絡む展開に。
劇中でも語られていたとおり、ここにいる数人を助けたところで根本的な解決にならないところに
問題の根深さを感じさせられるが、
それでも行動しなければ、目の前の人すら救えない。
綺麗事というのも、また大事なんだと痛感させられる。
ポリグラフ検査の担当官スーザン・グレイディが久々に登場。
サンディエゴ支局への転属を希望しているということで、今後『NCISロサンゼルス』への出演が期待できるか?と一瞬思ったが、
ロサンゼルスとサンディエゴは200km近く離れていて、全然近くなかった。