概要
本丸ではなく二ノ丸に天守が存在した珍しい城。
城名:徳島城(とくしまじょう)
城郭構造:連郭式平山城
築城者:蜂須賀家政
天守閣構造:無し
所在地:地図
歴史
- 貞治三年(1368年)、細川頼之がこの地を渭山と名付け、城山に小城を築く。
- 天正十年(1582年)、長宗我部元親が阿波を平定し、渭山に吉田孫左衛門が入る。
- 天正十三年(1585年)、蜂須賀家政が18万6千石で阿波に入り当初は一宮城を居城としたが、その後徳島城を築城する。(天正十五年完成)
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元和年間(1615年~1624年)に初代天守が取り壊されたといわれている。
その後東二ノ丸に代用天守(御三階櫓)が建てられる。 - 明治6年(1873年)、廃城令により鷲之門を除くほとんどの建造物が取り壊される。
- 昭和二十年(1945件)7月4日、徳島大空襲により鷲之門が焼失。(平成元年に復元される)
全体図
城郭全体図三木曲輪
鷲の門
裏から見たところ
石垣の隅にはかつて月見櫓があった
曲輪内
櫓型時計
本丸西側にあった弓櫓を参考に作られてたもの。
大手門周辺
下乗橋
城内の堀に架けられた木星の太鼓橋で、
御殿への正面出入口にあたる。
橋の先は枡形が設けられている。
明治二年(1869年)に花崗岩製になり、
明治四一年(1908年)に現在の水平の橋に改造された。
現在の橋
復元模型
大手門跡
太鼓櫓跡
枡形
御殿跡
徳島市立徳島城博物館
井筒
井戸の地上部分を石等で囲んだもの。
自然石の中央をくり抜いて造られている。
徳島城下八百屋町の豪商・松浦家伝来品。
蜂須賀家政像
城山
二ノ丸
徳島城は本丸ではなく二ノ丸に天守(御三階櫓)があった。
東二ノ丸
石垣
本丸
交通・アクセス
JR高徳線徳島駅より徒歩約10分。
100名城スタンプ
徳島市立徳島城博物館受付にある。