あらすじ
NCISのパターソン捜査官がアビー宛の郵便物を投函後、何者かに射殺された。 遺体は国土安全保障省のレミング捜査官の名刺を握りしめていた。 郵便物の中身は一見何の変哲もない風景画だった。 パターソンとレミングは以前ある事件で接点があり、その時知り合った女性が風景画を描いた画家であることが判明する。 ギブス達はレミングと協力して事件の捜査にあたる。
感想
被害者が死の直前に手がかりを信頼できる人物に送り、
その謎を解きながら事件の真相に迫っていくという展開は
古くからよくあるプロット。
有名なところでは『シャレード』(Charade 1963年 スタンリー・ドーネン監督)がある。
ダイイングメッセージと似ているが、厳密には少々違うと思う。
本エピソードにおけるダイイングメッセージはレミング捜査官の名刺が当たるのだろうが、
これも後々の展開で少し違ったものとなる。
展開としては、NCIS捜査官自身が被害者になるという珍しいストーリー。
捜査官の殉職ですぐに思い浮かぶのは、第1,2シーズンのレギュラーだったケイトや、
今シーズン第1話で殉職したランガーあたりか。
パターソンとアビーは以前から知り合いだったという設定だが、
前々から顔見せ程度でも出演していればよかったのだが、
突然の登場なのがちょっと残念。
トニーの遺産相続は予想通りの、予想通りだが安心して見れるオチだった。
出演者
ボイド保安官役のランス・ヘンリクセンは『ターミネーター』のブコビッチ刑事や『エイリアン』シリーズのビショップ役の人。
トニー・ディノッゾの映画ネタ
- 『アニー・ホール』(Annie Hall 1977年 ウディ・アレン監督)
- 『ローズマリーの赤ちゃん』(Rosemary’s Baby 1968年 ロマン・ポランスキー監督)
- 『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(Scent of a Woman 1992年 マーティン・ブレスト監督)
- 『チャイナタウン』(Chinatown 1974年 ロマン・ポランスキー監督)