あらすじ
テロ組織アブ・サヤフにスパイとして潜入中の捜査官ガリブと貨物船内で接触したギブスは、
同じ船内に乗り込んでいるピンピン・プーラという無線手が、
テロリストであるとの情報を教えられる。
しかし直後、船は爆発を起こしスパイは死亡、ギブスも意識不明の重体となる。
ギブスを欠いたまま、トニーと中心に事件の捜査が進むが、
ピンピン・プーラの行方は分からなかった。
その頃ギブスは昏睡状態のまま、かつてテロで失った妻子の夢を見ていた。
そして目覚めた時、彼は記憶を失っていた。
感想
次話と2話連続でシーズン3のラストを飾るエピソード。
失くした妻子が登場しギブスの過去が描かれる、割りと重要なエピソードであるが、
本人は終始意識不明状態のため、
ストーリーの大半はギブス抜きで進んでいく。
アメリカのドラマでこの手の展開の場合、
最終話で生死不明のまま、あるいは目を覚ましたところで
翌シーズンへクリフハンガーで繋がるパターンが多いが、
こちらは次エピソードがシーズン最終話となる。
登場人物の生死や処遇がはっきりしないまま翌シーズンへ持ち越すのは、
おもに出演者の契約の関係という大人の事情によるところが大きいようだが、
NCISはあまりそういうことをしないところが良いと思う。
出演者・声優
貨物船の船長役のChristopher Maherは映画『エグゼクティブ・デシジョン』に出演している。 自信がないけど、たぶんテロリスト役。 B級扱いされがちだけど、個人的に『エグゼクティブ・デシジョン』は航空アクション映画としては1,2を争う傑作だと思う。
トニー・ディノッゾの映画ネタ