あらすじ
エイジョン社に出向していたロニー・シーブルック大尉が、
海軍と共同開発試験中の第二世代完全オートメーションAI車両、
通称オットーの中に閉じ込められて死亡した。
事件当時、監視カメラは全て切られており、
何も映っていなかったが、
数時間前にジェイミー・ジョーンズというメカニックの男が、
ロニーにセクハラ行為をはたらくところが映っていた。
オットーを回収して調べていたアビーとマクギーだったが、
マクギーが目を離した僅かな間にアビーが車内に閉じ込められ、
一酸化炭素が流れ込んで殺されそうになってしまう。
感想
AIによる自動運転という、時代を先取りしたテーマのエピソード。 本国での放送は2006年なので、まだ自動運転機能はほとんど注目されていなかった時代だ。 といっても『NCIS』はSF作品ではないので、 『ターミネーター』のような「人工知能が自我を持ち、暴走したら?」というような類の話ではなく、 機械に細工を施して殺人を実行させるという、 ネタとしては割と古くからあるものだ。 ただ根幹にある「どんなに高度な技術であっても、人間が作る以上、ミスや意図的な改鼠は起こりうる」 という教訓は、技術の進歩が進めば進むほど、 人間が肝に銘じなければならないものだろう。