あらすじ
田舎町のモーテルでクウェート出身の女性士官ラナ・シャヒーン中尉が殺害された。
事件前彼女がモーテルから連絡を取っていたイラク人男性マスード・タリクは、
事件直後に姿を消していた。
連絡を受けてギブス達が捜査に向かうが、
地元警察によって現場検証はすでに終了しており、
遺体の検死も杜撰な状態だった。
またタリクの自宅からは爆弾製造の痕跡が発見された。
軍の極秘情報から、タリクの本名はワシム・アルフラニ、
元イラク軍の軍人だったことが判明する。
ワシムは他のイラク人2人とともに、
情報提供の見返りとして米国への移住を認められ、
名前を変えて生活をしていことが判明、
その担当がシャヒーン中尉だった。
感想
9.11後のアメリカにおけるアラビア系住民への差別がテーマとなる話。 無知と偏見が差別を招くことを描く一方で、 実際にテロリストが密かに入国してくる可能性もあるという現実にも触れており、 さらにそれらが、イデオロギーと全く関係ない人間の行動によって引き起こされたという 展開が少々皮肉でもある。