あらすじ
マルセイユで勤務していたララ・メイシー捜査官が、
アナポリスで死体で発見された。
ナイフで首を斬られた後、遺体を焼かれていた。
彼女は生前、バローズ兵曹と連絡を取っており、
彼女のレイプ事件を担当していた。
またララの実家に捜査官を名乗る男が現れ、
昔の捜査ノートを盗んでいったことも判明する。
レイプ事件の容疑者は、当時マルセイユに住んでいたタイラー・ハモンドという男だった。
タイラーは現在アメリカに帰国しているが、
事情を訊きに彼の元を訪れると、海兵隊員に暴行された直後だった。
タイラーに事情聴取を行なうギブスだったが、
彼とその父親、そして弁護士は、タイラーはレイプ事件の目撃者で、
本当の犯人は、海兵隊員のワクターとカペタロスの2人だという。
やがてタイラーと父親はバローズ兵曹へのレイプを白状するが、
ララ・メイシー殺害については否定した。
そしてララの家から盗まれた捜査ノートは、
ギブスのエルナンデス殺害を捜査していた20年前の頃のものであることが分かる。
感想
前話から続く、ギブスの過去の復讐劇にまつわる事件。
ちょっと忘れていたが、ララ・メイシー捜査官は
シーズン6 第22,23話「LA特殊捜査班・前編,後編(ロサンゼルス潜入捜査班)」で登場したキャラで、
当時はLA支局のOSP管理部長だったが、
その後正式にシリーズ化した『NCIS:LA』には出演していなかった。
設定ではマルセイユ支局に異動になったようで、1年ぶりの登場だが、
冒頭から黒焦げの死体になっており、本人は登場せず(一瞬回想シーンあり)。
20年前ギブスのメキシコでのペドロ・エルナンデス殺害
(妻子を殺された復讐)の捜査担当だったが、
真相を知り、事件を闇に葬った人物でもある。
その事をギブスは長らく知らず、ララとは確執があったが、
LA支局のネイト・ゲッツに教えられ、誤解は解けた模様。
この20年前の事件の関係者が今回次々とターゲットになっており、
マイク・フランクスも標的にされる。
さらにギブスを恨むベル元大佐も絡んでくるなど、
複雑な展開を見せる。
またギブスの件を知っているアビーが、
どんな決断を下すのかも興味深いところで、
次回の展開が気になるストーリーになっている。
NCIS ネイビー犯罪捜査班 シーズン6 第22,23話「LA特殊捜査班・前編,後編(ロサンゼルス潜入捜査班)」