あらすじ
元海兵隊大佐のイエール・ペイトンが斧で撲殺された。
容疑者は被害者の息子ニック。
警察の捜査では決定的な証拠がなく、ニックも容疑を否認したことから立件は無理と判断された。
しかし担当検事は連邦判事の座を狙っており、なんとしても有罪にしたかったことから、
NCISで自白を取るよう知人のヴァンス局長に話が回ってくる。
ニックと父親は過去に何度も喧嘩をして警察沙汰になっており、
ペイトンは息子をミリタリースクールに入れようとしていた。
また母親はすでに家を出ていってしまっており、
ニックは素行不良で薬物の使用歴もあった。
事件当時、犯行現場の自宅前で隣人に目撃されており、
状況証拠は揃っていたが、決め手にかけていた。
ギブスたちが尋問を続けるうち、
ニックは犯行当時ドラッグで酩酊状態で、
記憶は曖昧であることが判明。
頑なに否認を続ける業を煮やしたヴァンスは直接ニックを尋問するが、
そこでヴァンスの隠された思惑が明らかとなるのだった。
感想
容疑者が犯行を認めていながら、
刑事が矛盾点を1つずつ突き崩して真相に至るというパターンは割とよく見られるが、
容疑者は否認していて、かつやっぱり犯人ではないという展開、
しかも誰かを庇っていたわけでもなく単に記憶が曖昧なだけというのは、そう多くないパターンかも。
トニーが怖い刑事役、ギブスが優しい刑事役という役割分担もあまり記憶にない。
前回登場したE.J.バレットは声が出てくるだけの出演だが、
冒頭からトニー達の会話で言及されており、
ラストの展開といい、なにか秘密がありそう。
トニー・ディノッゾの映画ネタ