あらすじ
DC警察が違法駐車している車を発見。
車内には泥酔して意識のないトニーの父親アンソニー・ディノッゾ・シニアがいた。
そしてトランクの中から男性の遺体が発見される。
遺体の男性は海軍予備役のディーン・マッシー大尉。
ディノッゾ・シニアは大口案件のため、彼にオマール・イブン・アルワーン王子を紹介したが、
もらえるはずだった仲介料の支払いをマッシー大尉に拒まれ、口論になっていた。
マッシーの経営する会社にはその時の様子が記録された監視カメラの映像が残されており、
顧問弁護士の証言も同様だった。
ディノッゾ・シニア本人はマッシーと別れた後バーで酒を飲んだが、
それ以降のことは記憶にないと供述する。
父親の無実を信じるディノッゾ。
しかしやがてディノッゾ・シニアが持っていた高級ワインのボトルが凶器であることが判明、
ボトルにはディノッゾ・シニアの指紋も付着しており、殺人事件の容疑者としてFBIに引き渡されることになる。
感想
刑事ドラマではお約束と言ってもいい、
レギュラーキャラクターが事件の容疑者になるエピソード。
過去にトニーやマクギーは既に容疑者になったことがあり、
その家族はというと、マクギーの妹サラに殺人の容疑がかけられたことがある。
アンソニー・シニアは本作でも1,2を争うほどの問題児だが、悪人というわけではなく、
当然ながら殺人事件の犯人でないことは、視聴者にすぐわかる。
どうやって事件の真相に辿りつくかが見どころなわけだけど、
トニーに花を持たせるためしょうがない展開なのだろうけど、
事件当時のシニアの足取りの捜査が、いつも緻密なギブスチームにしては、雑に感じる。
記憶にある限りの足取りを聞き出して裏を取り、監視カメラの映像をチェックしていれば、
もっと早く真犯人が判明しただろうに。
アンソニー・シニアは悪人ではないと書いたけど、
現実には、こんな奴が身内にいたら迷惑この上ないわけで、
悪気がなければ許されるってもんじゃねーぞ、と言いたくなるレベルである。
出演者・声優
ディーン・マッシー大尉役のTom Schanleyは『JAG』『NCIS:LA』『NCIS:ニューオーリンズ』にも出演している皆勤賞俳優。
トニー・ディノッゾの映画ネタ