あらすじ
車で帰宅中のヴァンス局長が何者かに誘拐されたが、目が覚めると墓地の中におり、拘束もされていなかった。
そこはディアリングの息子が殉職した際に同様に犠牲になった海軍大尉の霊廟だった。
ディアリングによるNCISへ心理的揺さぶりに対抗するべく、NCISも反撃に出る。
ディアリングの息子エヴァンは過去に軍隊内で不祥事を起こしており、
ハーパーの力でもみ消し、その結果テロのあったブランディーワイン号へ転属となっていた。
これがディアリングの怨恨の原因でもあり、また弱みでもあると考えたNCISは、
当時事件の操作を担当した元捜査官ラーソンの元を訪れるが、
ギブスたちが到着した途端、ラーソンの家はディアリングに爆破されてしまう。
ライアン博士のプロファイリングでディアリングはジョナサン・コールを利用するとみて、
常にNCISの一歩先を行くディアリングに対して、コールをおとりに使う計画を立てる。
コールが脱獄したという偽情報を流すとディアリングから連絡が入ったが、
この作戦もディアリングに読まれており、不発に終わる。
さらにヴァンス局長がすぐに解放されたことにも、ディアリングのさらなる罠が隠されていた。
感想
シーズン最終話は前回からの続きで、ハーパー・ディアリングによる大規模なテロ計画事件が中心になる。
最初から最後までディアリングに振り回されっぱなしのNCISで、全く良いところがない。
ライアン博士は役に立っているのか立っていないのか微妙だが、
ディアリングがライアンを嫌って事件から遠ざけたのが、突破口の糸口になるのだろうか。
ラストで登場人物が生死不明になるのは海外ドラマのお約束だけど、
パーマー君以外全員がそうなるのは、初めてじゃないかな。
ここまで徹底するとむしろ潔いけど、この時期契約で揉めていたのだろうか。