あらすじ
カーシーの行方を追ってウェストコット大尉とギブスはアフガンで部下だったパターソンへ会いに行くが、
彼も心に傷を抱えており、けんもほろろに追い返される。
記録によるとカーシーの連絡先はガールフレンドのブルックのところになっていたが、
彼女も嘘の経歴で騙されており、すでにカーシーは姿を消した後だった。
やがて手配されたカーシーの車が発見されるが、中に乗っていのは金で雇われた男で、
いまだどこかへ潜伏して、テロ攻撃を計画していると思われた。
足取りが掴めない中、ギブスはウェストコットを事件のあった店へ連れていく。
そこで彼は、カーシーと一緒にいた青い髪の女の存在を思い出すのだった。
感想
ウェストコットの心の傷の回復をエピソードのメインとしているためか、
事件の方は最後に少しどんでん返しがあった以外は、すんなり終了。
PTSD問題はベトナム戦争以来、長らくアメリカが抱えている社会問題であり、
軍関係をテーマにしたドラマでは絶対に外せない。
当然アメリカ以外でも戦争や災害を経験した国では大なり小なり抱えている問題でもある。
ウェストコットの問題を通して、ギブスも自分の過去と向き合うという筋立ては良かったが、
そのぶんウェストコットの父子の関係が特に解決されないまま終了したのはちょっと残念だった。
余談だが、「謝罪は弱さの表れ」をモットーとするギブスが謝罪するシーンが見れる、貴重な回である。