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NCIS ネイビー犯罪捜査班 シーズン10 第19話「マクギー大将(嵐の海)」

あらすじ

海軍艦船ボレアリス号の甲板で、軍医のヘイバー中佐が死亡しているのが発見された。 首筋に注射痕があり、毒物を撃たれての死だった。 船には偶然海軍大将であるマクギーの父が乗船しており、すぐに下船を希望したものの、 捜査中を理由にギブスはこれを拒否する。

船内の兵士に事情聴取を行うと、グレーブス兵長が中佐は薬物の乱用で何者かを告発しようとしていたことを証言する。 やがて中毒症状を見せているワイエス兵曹が捜査線上に浮かぶが、 禁断症状で手の震えがひどく、揺れる船内で被害者の頸動脈に一撃で確実に注射をできるようには見えなかった。

監視カメラの映像でグレーブスが事件直後に医務室からタブレットを持ち出していたことがわかり、 本人も簡単に認めたが、ギブスはグレーブスが誰かをかばっているのではないかと疑う。

そして医務室の記録からマクギー大将が偽名を使って医務室を訪れていたことが判明する。 彼のそばには常にメイン大尉が付き従っており、アリバイは確実だったが、 ある重大な秘密があった。

感想

父と子の和解がテーマになりつつあるシーズン10だが、今回はマクギーの番。 意外と今の今まで出てこなかったマクギーの父親だが、実は海軍大将だったとは。

マクギー父が怪しいと見せかけて実は・・・、というパターンだが、 そもそもマクギー父が怪しいのは終盤の一瞬だけで、あまりどんでん返しという感じもない。 もっと早い段階で不審な様子を見せていたほうがわかりやすかったかも。

揺れる船内で被害者の頸動脈に確実に注射針を刺したのも、 なにかトリックがあるわけではなく、単に特殊訓練を受けた過去があったからというオチだったのはちょっと拍子抜け。

1年ぶりに登場したギブスの元部下バーリー捜査官は、 いかにもという死亡フラグを振り切って、無事生還。

マクギー親子の確執と和解は、ありきたりではあるけれどいい感じだった。

出演者・声優

マクギー大将を演じるジェイミー・シェリダンはDCコミックス原作のテレビドラマ『ARROW/アロー』で、主人公グリーンアローの父親ロバート・クイーンを演じている。

トニー・ディノッゾの映画ネタ

  • 『007 ドクター・ノオ』(Mary Poppin007 Dr. No 1962年 テレンス・ヤング監督)
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