あらすじ
ポーツマスの港湾局で死体が発見された。
特徴からパーサの護衛を務めていた男の可能性があった。
ビショップはパーサの両親の死が彼のテロリストとしての原点であると推理する。
2004年2月に両親は米軍の爆撃に巻き込まれて死亡していた。
ちょうどあと48時間で両親の死から10年が経過する。
パーサの過去の行動を調べると、毎年2月には行動が不明となっており、
2月に両親の墓参りをしている可能性があった。
今年も場所が不明の墓を見つけることができれば、パーサを待ち伏せできる。
ビショップは6年前からパーサの分析を担当しており、
NCISに秘密にしていたことをギブスとヴァンスに打ち明ける。
不信感を抱いたギブスはNSAのビショップの上司と接触し、話を聞く。
彼女は将来的に脅威が増しそうなテロリストの分析を任され、
早い段階でパーサに目をつけていたが、深入りしすぎたため担当を外されていた。
ビショップは長くパーサを観察してきたが、それはパーサも同様で、
ビショップの存在に気づくと逆にパーサの方から接触してきたのだった。
長く観察しているうちに対象を「テロリスト」ではなくひとりの「人間」として見てしまっていた。
検死の結果、パーサの用心棒と思われた男は別人で、
本物の用心棒を見つけて逆に殺害された港湾局の職員アレックス・リオだった。
遺体と服の状況から本物の用心棒は足に怪我をしていることが分かる。
アレックスのクレジットカードの利用状況を監視し、逃亡しようとしている用心棒を逮捕した。
用心棒を心理戦で揺さぶりパーサの居所を聞き出すと、
特殊部隊を派遣して逮捕することに成功した。
空母ウィルミントンで輸送中のパーサを尋問するが、
彼は情報の提供と引き換えにビショップと話をすることを要求してきた。
ギブスは反対したが、ビショップは自身の任務をやり遂げたいと志願する。
しかしそれはパーサの罠で、ギブスが席を外している間に、一瞬のスキを突いて監視の兵を殺害し、
ビショップと二人きりで独房に閉じこもってしまう。
ギブスはパーサの妹の声を独房に流し、彼が動揺している間に、ドアをこじ開けて侵入し、パーサを射殺した。
ビショップは正式にNCISの捜査官となった。
感想
三部作となったテロリストものだったが、
ベナム・パーサに魅力があまりなく、さらに最後はビショップへの個人的な執着に話が変化してしまった挙げ句、
それも消化不良のまま退場という、残念な結末。
ビショップが正式にNCISに参加するためのエピソードという以外、特筆することもない内容だった。