BSプレミアムで放送中の動物番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」の劇場版第2作。
北海道とミャンマーを舞台に、ネコの日常が綴られている。
北海道は酪農牧場で乳牛とともに生活するネコの一家、ミャンマーは水上生活を送る家族の元で暮らしているネコである。
一見のんびり暮らしているネコたちも、実際は自然の中で必死に生き抜いているという厳しくも当たり前の現実を悲壮感は少なめに描いており、岩合光昭の動物へ注ぐ暖かい視点がレンズを通して伝わってくるようである。
作品自体はテレビ放送の「ネコ歩き」とほぼ同じ構成だが、ナレーションがいつもと異なり中村倫也が担当している。
聞き慣れていからかもしれないが、ナレーションが作風と合っていないように感じた。第1作のナレーションは吉岡里帆が担当しており、宣伝効果を狙ってか、TV版よりもその時旬の俳優を起用する傾向が見受けられる。