ネタバレあり
あらすじ
ジェニファーの親友ニッキは、ジェニファーのためにスーパーヒーロー用のスーツを作ってくれるデザイナーを探し、
ツテのあるブローカーへ連絡を取る。
タイタニアとの商標権争いで、ジェニファーには同僚のマロリー・ブックが代理人として就いた。
マロリーは強気の戦略を立て、タイタニアの商標権登録前からジェニファーはシー・ハルクという名称を使用しており、
すでに一般に認知されていたと主張することにした。
法廷では双方の主張が真向からぶつかるが、ジェニファーがシー・ハルクの呼称を繰り返し使用していた証拠を提出することになり、
数日の間休廷となった。
ジェニファーとニッキはヒーロー用のコスチュームデザイナー、ルーク・ジェイコブソンの元を訪れ、スーツの製作を依頼する。
当初は渋っていたルークだったが、ジェニファーの変身する姿を目にして、
両方の体型に合う伸縮自在のスーツを制作することになった。
ジェニファーがシー・ハルクの名称を使用していたことを証明するため、
マッチングアプリで出会った男達数人を証人として法廷に呼ぶことにした。
証言が功を奏し、裁判所はジェニファーの訴えを認め、シー・ハルクの呼称はジェニファーのものと認められた。
ジェニファーはお礼としてマロリーに一杯おごり、ルークのところへスーツを取りに向かうのだった。
登場人物
■マロリー・ブック
ジェニファーの同僚の弁護士。
“シー・ハルク”商標権侵害訴訟でジェニファーの代理人を務める。
辛辣な物言いだが優秀な弁護士。
■タイタニア
怪力のインフルエンサー。
第1話で法廷に乱入したところをジェニファーにノックアウトされる。
その後”シー・ハルク”の名称を使用してコスメ商品等をヒットさせ、さらには商標権侵害でジェニファーを訴える。
他作品との関わり
■アベンジャーズ
アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー等が所属するスーパーヒーローのチーム。
サノスの襲撃から地球を救ったためか、一般の知名度も非常に高く、
本物はもちろん、パチモンのキャラクターグッズまで販売されている。
ドラマ『ホークアイ』では、ニューヨーク決戦(『アベンジャーズ』1作目)を題材にしたミュージカルが上演されていた。
感想
商標権訴訟とコスチューム製作の2つがメインの回。
劇中台詞でも語られているとおり、どちらもアイデンティティに関わるテーマである。
さすがに名称が使えないと今後の展開に支障があるのか、あっさり勝訴したが、
明らかにシー・ハルクはジェニファーのことなのに、タイタニアが普通に使えてしまえるところや、
さらに訴えるところがいかにもアメリカの法廷ドラマらしい。
そもそも”タイタニア”も本名ではなく芸名(?)だろうに。
ラストのあのヘルメットで次回への期待を引っ張るあたりも、さすがアメリカのドラマといったところ。
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