システム面では集大成というか、いいとこ取り。
『0』⇒ パートナー切り替え、アイテムを床に置く
『RV』⇒ カスタムパーツ
『6』⇒ スキル、不意打ち
その他に毎度おなじみの要素として、エンブレム破壊、カフカの図面や擬態幼虫(前作の[秘密の手形]に相当)、メダル(達成項目)等。
敵の攻撃回避は『3』からあった歴史の古いアクションだけど、『3』と『RV』は敵の攻撃のタイミングに合わせて回避ボタンを押すという、ど ちらかというと格闘ゲームのカウンターみたいな技だったのに対して、今作のそれは『6』の時のように、横っ飛びして躱したりするタイプ(前後へも回避可能)。
ここ数作品で当たり前になった、パートナーとの2人1組行動は今作も健在。今回は攻撃とアシストという役割分担が明確になっており、より連 携が重要になったように思えるのだけど、何故か今回はオンラインCoopは無し。
オフラインでは画面スプリットでできるけど、オンラインでも出来るようにして欲しかったなあ。
操作面での新要素としては、初めてしゃがみ(しゃがみ移動)が追加。
しゃがみで背後からこっそり近づいて不意打ちというのは、なんとなく『レッド・デッド・リデンプション』を彷彿とさせる。
「閉ざされた空間からの脱出」というバイオ伝統のストーリーに、前作までに解明されなかった伏線への解答も盛り込まれている。
「恐怖の追求」というシリーズの原点回帰を目指す姿勢は『RV1』から続いており、本筋のナンバリングタイトルよりこちらのほうがバイオら しい。
床や壁にべっとり血糊がついていたり、まさに「血の池地獄」的なエリアがあったりと全体的に血の描写が激しいため、そういうのが苦手な人 にはちょっと辛いかもしれない。
主人公の一人が50歳を過ぎたおっさん(バリー・バートン)という誰得な内容に当初は驚いたが、それなりにカッコよく描かれており、最後はこれはこれでありかなと思えた。